永久我慢

我慢RPG没ネタ供養・2

ずっと以前にRPGツクールで作成しようとして頓挫した、「我慢系RPG」のイベント案を小説風にリメイクしたもの。 一部つながりがあるもの以外、時系列などはバラバラで順不同。■隣の家イベント※隣の家の前でおばさんに話しかけると発生※トイレ修理イ...
永久我慢

我慢RPG没ネタ供養・1

ずっと以前にRPGツクールで作成しようとして頓挫した、「我慢系RPG」のイベント案を小説風にリメイクしたもの。 一部つながりがあるもの以外、時系列などはバラバラで順不同。■OP/1 帰ってくる ――まさかこの歳になって『おうちまで我慢』する...
小説

河川敷の運動会・7

大混雑の仮設トイレは、男子トイレの一部を女子用に開放してもますます順番待ちの列を伸ばし、故障の続く個室は次々とタンクを一杯にして汚水を溢れさせて使用不能。せっかく並び続けた列から弾き出られた少女の中には、我慢に耐えかねてそのままその場でオモ...
小説

河川敷の運動会・6

「うわ……混んでる……」 仮設トイレ前の混雑を目にし、真紀は思わず声を上げてしまった。 真紀は選手としてではなく、放送委員として大会の運営に関わっていた。運動会ということで体操服にこそ着替えているが、その実質は肩に羽織ったジャージの腕章が示...
小説

河川敷の運動会・5

仮設男子トイレと女子トイレの間――順番待ちの行列でごった返す周囲の中に、奇妙な空隙が出来上がっていた。 人目を憚らずに体操服の上着を引き下ろし、あるいは手のひらで張り詰めた下腹部を撫でさすりながら、小さく下半身を左右に揺り動かす。少女達の我...
小説

河川敷の運動会・4

梅雨晴れの空に花火が鳴り響く。 開会から2時間ほどが過ぎ、河川敷の市営グラウンドには、続々と人々が詰め掛けていた。東西に築かれた紅白の入退場門にはジャージや体操服姿の少年少女達の姿が多く見られる。「がんばってね、二人とも」「うん。応援してる...
小ネタ

公園の前で

たんっ、たたんっ、左右に踏み交わされる羞恥のステップ。 スカートを思い切り握り締めて、噛み締めた唇。前屈みの姿勢で後ろに突き出された腰は艶めかしくくねり、タイツに包まれた太腿は一時も休まることなくすりすりと擦り合わされている。(はやく、はや...
小ネタ

我慢してトイレ掃除

昔どこかのスレでこんなネタを読んだ気がする。「は……んん…ッ……」 掠れた吐息を無理やり飲み込むような、熱を持った喘ぎ声が、冷え切った室内に響く。 少女が小さく肩を震わせ、身をよじるのに合わせて、ゴム底の上履きが濡れたタイルの上を擦り、耳障...
小説

校外学習のバスの話

梅雨の晴れ間の空は、見事なほどに雲ひとつなく晴れ渡っていた。 待ちに待った校外学習の日。5年4組の27人を乗せたバスは、県境近くにあるパン工場を目指して走る。 身近な産業に触れ、体験することで見聞を広め広い視野を養う――そんな名目もどこへや...
小説

本好きの女の子の話。

「あー。ここにしまってたんだっけ。これももう一度読まなきゃ……」 整理ボックスの底から拾い上げた文庫本をぱらぱらとめくり、史香は額の汗をぬぐう。 数年前にしまい込んだシリーズものの第1巻だ。来月完結となる最終巻が出るはずで、その前に一度最初...