2008-03

永久我慢

永久我慢の狂想曲 CASE:浅川静菜5

「あら、どうしたの、静菜?」「あ、うん……その、ちょっと……」 玄関に下りて靴を履こうとしていた静菜を見とがめて、母親がリビングから顔を出した。最初は10時過ぎの時計の文字盤を見上げ夜遊びとは何事かと表情を厳しくしていたものの、そわそわと落...
永久我慢

永久我慢の狂想曲 CASE:浅川静菜4

トイレが使えない。 オシッコが、できない。 その二つは普通、等号で結ばれるものではない。けれど家のトイレ以外でオシッコをすることのできない静菜は、世界でたったひとつのトイレ=“オシッコのできる場所”を失い、年頃の少女にとってあまりにも過酷な...
永久我慢

永久我慢の狂想曲 CASE:浅川静菜3

楽しかった、けれどとてつもなく長かった一日が終わる。 傾いた夕陽の中で最後の友達とさよならして、静菜は足早に家へと続く緩やかな坂を登っていた。 さしもの静菜も、あれからさらに5時間という我慢を経て、そろそろ限界が近付きつつあった。歩きながら...
永久我慢

永久我慢の狂想曲 CASE:浅川静菜2

それまでの生活に比べれば、学校という場所で少女が拘束されている時間はあまりにも長い。当然ながら、静菜は尿意の限界を覚え、学校のトイレを使わざるを得なかった。祖母の教えはそれを否定していたが、生理現象まではどうしようもない。 しかし、できなか...
永久我慢

永久我慢の狂想曲 CASE:浅川静菜1

永久我慢の輪舞曲スレに投下したネタの改訂版。 ある種やりすぎなくらいに恐ろしく長い我慢モノ。かなり続く。「――でね? そうしたら先輩がさぁ」「ホント? 凄いねー。三島先生怒ってたんじゃないの?」「あっははっ、言えてるかもー」 ファミリーレス...