永久我慢 永久我慢の狂想曲 CASE:浅川静菜7 「…………」 ごろん、と寝返りを打ち、静菜はすっかり暖まってしまった枕に頬を押しつける。 できるだけ下腹部に負担が掛からない仰向けの姿勢から、身体を横にしたせいで、ぞわぞわっとお尻の上あたりを鈍い痺れが通り抜けてゆく。(ぅ……) ちらり、と... 2008.07.29 永久我慢
永久我慢 永久我慢の狂想曲 CASE:浅川静菜6 当初の予定の帰り道を大きく迂回し、二つ先の交差点と歩道橋を回って、静菜はどうにか大通り側の公園へと辿り着く。 この公園は前の学校通学路の帰り道だったこともあり、静菜も昔はよく遊びに来ていたものだ。ジャングルジム、砂場、鉄棒、シーソー、滑り台... 2008.07.29 永久我慢
小ネタ プールの日の順番待ち。 我慢の仕草のバリエーションを工夫してみる試み。「うぁ……すっごい並んでるっ……」 トイレの前にずらりと並ぶ紺色の水着姿に、ミノリは思わずつぶやいてしまった。 給食の用意をはじめる、4時間目終了のチャイムまであと3分という時間、更衣室横のトイ... 2008.07.29 小ネタ
小説 夏休みの我慢の話。(図書館編) 「……暑い……」 言ってみたところで仕方がないが、それでも口にせずにはいられない。図書館を出てほんの数分で、冷房に慣れていた身体はあっという間に悲鳴を上げていた。 夏休みに入ったばかりの通学路は、いつものような賑わいとは無縁に、通りがかる人... 2008.07.27 小説