2011-04

小説

小公女サラ【客用ティーポット編】

ある趣味@JBBSの往年の名スレを元にした話。「どうして……? どうして開かないの……!?」 困惑と共に、サラは何度もドアの取っ手に手をかけ、全身の力を込めて押し開こうとする。 しかし、来賓室の重い樫のドアはびくともせず、無情にも硬い手ごた...
小説

小公女サラ【馬小屋バケツ編】

ある趣味@JBBSの往年の名スレよりネタを拝借。「まったくだらしない娘ね。……よりにもよって学院の玄関でオモラシなんて。サラさん、あなたは自分のしたことが分かっているんですか!!」「で、でも、先生……」「口答えを許した覚えはありませんよ!!...
小説

小公女サラ【プリンセス転落編】

ある趣味@JBBSの往年の名スレよりネタを拝借。 重く硬いドアは、何度引いても開くことはなかった。 力なくドアを叩いていたサラの手は、縋りつくように木肌に指先を立てる。いまにもへたり込んでしまいそうに力を失った脚を小さく震わせて、サラは部屋...