2012-12

我慢

男子トイレ閉じ込めの話。

上手くまとまらなかったのですごく中途半端。 いったい、なんの冗談だろう。 人に話したら笑われてしまうような現状を、私はけれど決して笑い飛ばすことなどできないままに、口を噤む。 私がここで目を覚まして2時間――つまり、私がこの部屋に閉じ込めら...
小説

部活イジメの話・2

学校という特異で閉鎖的なコミュニティでは、いじめはいつも突然始まる。些細な理由とくだらない根拠で選んだ、自分とは“違う”相手を輪の中から彼女を弾くことで、残る多くの安心が得られるからだ。 その際、いじめの対象に非があるかなんて関係はない。無...