2013-08

長編連載

社会見学バスの話・54 少女たちの我慢延長戦・バスの中

少女達が殺到して混乱に陥ったバスの乗降口と、運転席の周辺部。そこから離れた後部座席周辺には、いまだちらほらと生徒達の姿がある。その数は10名には満たないものの、2年A組の生徒数から見れば決して少なくない人数だ。 誰も彼もと我先にバスの降車順...
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社会見学バスの話・53 少女たちの我慢延長戦・バスの外

そして――運よく、バスの出口近くに座っていたため、バスの停車と共にいち早く乗降口を駆け下り、外へ出ることができた生徒達も、決して救われたわけではなかったのである。 ごく当然の話だが、サービスエリアに到着したところで、すぐその場でオシッコを始...
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社会見学バスの話・52 出口順番争い/添田茜

口々に上がる非難と悲鳴。涙声すら混じった糾弾の中、クラスメイトの責めを負わされて、お手本のようなオモラシ姿を披露させられながら。 2年A組のクラス委員長、木崎由梨が口にしたのは、至極単純でもっともな解決法だった。 全員落ち着いて、順番に、ゆ...
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社会見学バスの話・51 木崎由梨その3

「あっ、あっ、早くっ、早く開いてよぉぉぉっ!!」 クラス委員長――木崎由梨はそんなバス前方の混雑列の中で泣き叫んでいた。彼女もまた停車と同時にいち早く座席を離れようとしたのだが、丁度そのタイミングで押し寄せた尿意の波によって動きを封じられて...
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社会見学バスの話・50 開かれた密室の扉

市民公園を出発してから延べ4時間半。高速道路の路肩での『休憩』から1時間余りを経て、社会見学バスの扉が開かれた。 2年A組28+1人を乗せていた動く密室はサービスエリアの駐車場にの一角に停車して、その出口を開け放ったのだ。それはまさに、少女...
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社会見学バスの話・49 麻生伊織その2

「んぁ……ぅッ!?」 不意打ちのような衝撃だった。ずっと我慢し続けた尿意とは段違いの、猛烈な衝撃が恥骨を激しく震わせる。びくびくびくっ、と少女の背筋がわななき、伊織は大きく身体を仰け反らせた。反射的にドア近くの手摺を握り締め、ぎゅうと細い爪...
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社会見学バスの話・48 麻生伊織

長い長い少女達の我慢――その果てに辿り着いたサービスエリア。 広い駐車場と大きな休憩所を伴うその施設は、大渋滞に巻き込まれた社会見学バスという動く密室に囚われ、半日近いオシッコ我慢を強いられ、尿意と戦い続けてきた少女達にとって、まさに求め焦...
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社会見学バスの話・47 木崎由梨その2

サービスエリアでの臨時トイレ休憩――清水先生のアナウンスに、なんとか心を奮い立たせ、由梨は我慢の延長戦に臨んでいる。幸いにして由梨はバスの前の方に座っており、涼子のバケツオモラシを視界に入れずに済む席の位置だった。 なおバケツを跨いだまま動...
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社会見学バスの話・46 井澤佳奈その3

ようやく、ぱちん、とマイクのスイッチが切られる。 長い長い涼子のバケツオモラシが終わって、バスの車内には重苦しい沈黙だけが満ちていた。 紆余曲折はあったものの、サービスエリアでの臨時トイレ休憩という救いの手が差し伸べられた直後の悲劇だった。...
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社会見学バスの話・45 花藤涼子その4

バスの中には、女の子のおしっこ特有の匂いが充満していた。「はぁぁあああ……っ」 あの真面目で規律を絵にかいたような涼子が、うっとりと潤んだ表情でバケツに跨り、腰をくねらせて艶めかしい声を上げている。 それに伴って股間から噴き出す猛烈な噴水が...