永久我慢

永久我慢

我慢RPG没ネタ供養・2

ずっと以前にRPGツクールで作成しようとして頓挫した、「我慢系RPG」のイベント案を小説風にリメイクしたもの。 一部つながりがあるもの以外、時系列などはバラバラで順不同。■隣の家イベント※隣の家の前でおばさんに話しかけると発生※トイレ修理イ...
永久我慢

我慢RPG没ネタ供養・1

ずっと以前にRPGツクールで作成しようとして頓挫した、「我慢系RPG」のイベント案を小説風にリメイクしたもの。 一部つながりがあるもの以外、時系列などはバラバラで順不同。■OP/1 帰ってくる ――まさかこの歳になって『おうちまで我慢』する...
永久我慢

寮の中にトイレがない

(トイレ、トイレ……っ) 氷川朋絵は慣れない制服、慣れない寮の廊下を早足で急ぐ。 転校生を出迎える、クラスメイト寮生総出での歓迎会は宴もたけなわ。アルコールこそなかったものの、差し入れのジュースやお菓子を食べすぎてしまったか、朋絵の下腹部、...
永久我慢

シュレーディンガーのトイレ

実験開始から4時間が過ぎ、いよいよ全員の我慢は限界に近づいていた。 かなり広い――バスケットボールのコートほどもある部屋。板張りの上にパイプ椅子と、簡素なテーブルだけが並んだそこには、10人ほどの少女達の姿がある。 軽食や飲み物なども備えら...
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永久我慢の狂想曲 CASE:浅川静菜11

いまは3時間目の授業だろうか。もう、ほとんど何も聞こえていない。 膨らんだ尿意が静菜の体の全部を占領して、頭の中まで膨らみきってしまったかのようで、まともな思考能力は追い出されてしまっている。耳元でちゃぷちゃぷと揺れる水音の幻聴すら響く。 ...
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永久我慢の狂想曲 CASE:浅川静菜10

チャイムが鳴った。 二つ目の授業が終わり、休み時間の始まりとなる。 時刻は10時過ぎ――静菜が登校して2時間が経過していた。 教師がドアを閉め退室すると、教室は一気に騒がしくなる。持ってきた雑誌を広げて放課後の予定を立てる者、携帯を広げてメ...
永久我慢

永久我慢の狂想曲 CASE:浅川静菜9

朝食の席で溜息ばかりの静菜を見かねて、母親は眉を潜める。「どうしたの? 食欲ないの?」「う、うん……ちょっと……」 重い唇を動かして答える静菜。 実際に気分は最悪に近かった。普段からは及びもつかない、途方もないと形容してもいいような尿意に一...
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永久我慢の狂想曲 CASE:浅川静菜8

明け方の空が白み始め、薄日が住宅街の隙間にちらほらと曙光をのぞかせてゆく。普段ならばまだ分厚いカーテンの内側で眠りの中にあるはずの少女は、沸き上がるオシッコの津波を堪えるために、薄いまどろみの中でなお戦い続けていた。(………ッ、う~~~っ…...
永久我慢

永久我慢の狂想曲 CASE:浅川静菜7

「…………」 ごろん、と寝返りを打ち、静菜はすっかり暖まってしまった枕に頬を押しつける。 できるだけ下腹部に負担が掛からない仰向けの姿勢から、身体を横にしたせいで、ぞわぞわっとお尻の上あたりを鈍い痺れが通り抜けてゆく。(ぅ……) ちらり、と...
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永久我慢の狂想曲 CASE:浅川静菜6

当初の予定の帰り道を大きく迂回し、二つ先の交差点と歩道橋を回って、静菜はどうにか大通り側の公園へと辿り着く。 この公園は前の学校通学路の帰り道だったこともあり、静菜も昔はよく遊びに来ていたものだ。ジャングルジム、砂場、鉄棒、シーソー、滑り台...