長編連載

長編連載

社会見学バスの話・80 みんなで仲良くおトイレしましょう

茂みの中では大迫力のオシッコが繰り広げられていた。その勢いは留まることなく激しさを増し、まるで豪雨のような水音を茂みの中に反響させる。 それを咎め、叫ぶ少女はどこにもいない。 はしたない様に、己の羞恥に顔を紅くして目を反らすその少女も、目を...
長編連載

社会見学バスの話・79 茂みの中の連続アーチ

公衆トイレの裏手、茂みの中に駆け込んできたのは、二人だけにはとどまらなかった。 あとからあとから。最後まであきらめずにいた少女たちが――あるいは、バスからの道程で取り残されていた2-Aの少女たちが。駆け込んできては、小さな茂みの中に身をかが...
長編連載

社会見学バスの話・78 仁科秋穂

「っ、は、ぁ、あっあ、っ」 途切れ途切れの声が、荒い吐息に混じって空気を揺らす。(も、もぅ、ちょっとっ、だけ、出ない、でっ……っぁ、あっ!!) いつ自分の番が回ってくるとも知れぬ、サービスエリア公衆トイレの順番待ち。恥ずかしくスカートを汚し...
長編連載

社会見学バスの話・77 少女たちのオシッコタイム

少女達の理性と倫理を打ち崩すに十分な、悪魔のもたらす水の誘惑。堪え切れない尿意のなか、頬を紅くした少女の一人が、ぼうっとした表情のままでびしょびしょに濡れたスカートの裾をつまみ、軽く持ち上げる。「んっ……」 棒立ちの姿勢から心持ち脚を広げ、...
長編連載

社会見学バスの話・76 おしっこ、きもちいい……

4時間近くもの間、必死に閉ざされてきた少女達の水門。乙女のプライドが崩壊を喰いとめ続けてきた乙女達の羞恥のダム。 しかしほんのわずか、一瞬の気の緩みから小さな漏水が始まった瞬間、終局の時が訪れた。あるいは――我慢の限界の2年A組28人を乗せ...
長編連載

社会見学バスの話・75 続くオモラシ

ぶじゅっ!! ぶじゅばばじゅじゅじょッ!!! びじゅじゅじゅばばばッ、ぶじゅじゅぅううゥ―――ッ!!  羞恥の極みを奏でる交響曲のように、凄まじい水音が重なり合う。握り締めた制服のスカートの裾と、股間に食い込み湿って張り付いた下着の股布、全...
長編連載

社会見学バスの話・74 黄色いナイアガラの滝

サービスエリアの女性用公衆トイレ。その前に蛇行する長い長い順番待ちの列は、ゆっくりとゆっくりと進んでゆく。 もう、これ以上ないくらい我慢を続けているのに――。 2年A組の少女達にトイレの順番が回ってくるまでのカウントダウンは、時計の針が止ま...
長編連載

社会見学バスの話・73 順番待ちとぶり返す尿意

バスを降り、さらにサービスエリアまでの長い道のりを踏破して。 2年A組の少女達の中で、特に運の良い――あるいは、オシッコ我慢の得意な少女達は、どうにかして公衆トイレまで辿り着く事が出来ていた。 少女達もまた、女性用の公衆トイレの前に蛇行し行...
長編連載

社会見学バスの話・72 戸塚智代その2/木場小百合

そしてまた、数名の少女達はバスを降りはしたものの、もはやサービスエリアのトイレまで向かい気力もなく、駐車場で力尽き、そのまましゃがみこんで、泣きながら足元のアスファルトに恥ずかしい水たまりを広げていった。 智代のオシッコは、バスが停車する以...
長編連載

社会見学バスの話・71 2年A組の“マーキング”

「見てみろよ、ほら、あれ」「うわ……すげえ……。あれ、全員そうなのか?」 少女達を取り囲む人々の中、特に男性を中心にして、隠すことなく下卑た視線を向けてくる者たちもいた。思春期の女の子が人前でオシッコを我慢している仕草なんで、それだけでも十...