長編連載

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社会見学バスの話・50 開かれた密室の扉

市民公園を出発してから延べ4時間半。高速道路の路肩での『休憩』から1時間余りを経て、社会見学バスの扉が開かれた。 2年A組28+1人を乗せていた動く密室はサービスエリアの駐車場にの一角に停車して、その出口を開け放ったのだ。それはまさに、少女...
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社会見学バスの話・49 麻生伊織その2

「んぁ……ぅッ!?」 不意打ちのような衝撃だった。ずっと我慢し続けた尿意とは段違いの、猛烈な衝撃が恥骨を激しく震わせる。びくびくびくっ、と少女の背筋がわななき、伊織は大きく身体を仰け反らせた。反射的にドア近くの手摺を握り締め、ぎゅうと細い爪...
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社会見学バスの話・48 麻生伊織

長い長い少女達の我慢――その果てに辿り着いたサービスエリア。 広い駐車場と大きな休憩所を伴うその施設は、大渋滞に巻き込まれた社会見学バスという動く密室に囚われ、半日近いオシッコ我慢を強いられ、尿意と戦い続けてきた少女達にとって、まさに求め焦...
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社会見学バスの話・47 木崎由梨その2

サービスエリアでの臨時トイレ休憩――清水先生のアナウンスに、なんとか心を奮い立たせ、由梨は我慢の延長戦に臨んでいる。幸いにして由梨はバスの前の方に座っており、涼子のバケツオモラシを視界に入れずに済む席の位置だった。 なおバケツを跨いだまま動...
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社会見学バスの話・46 井澤佳奈その3

ようやく、ぱちん、とマイクのスイッチが切られる。 長い長い涼子のバケツオモラシが終わって、バスの車内には重苦しい沈黙だけが満ちていた。 紆余曲折はあったものの、サービスエリアでの臨時トイレ休憩という救いの手が差し伸べられた直後の悲劇だった。...
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社会見学バスの話・45 花藤涼子その4

バスの中には、女の子のおしっこ特有の匂いが充満していた。「はぁぁあああ……っ」 あの真面目で規律を絵にかいたような涼子が、うっとりと潤んだ表情でバケツに跨り、腰をくねらせて艶めかしい声を上げている。 それに伴って股間から噴き出す猛烈な噴水が...
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社会見学バスの話・44 清水蓉子その6

蓉子もまた、涼子の盛大なオモラシ姿に見惚れてしまったものの一人だった。 すでに蓉子の尿意は過去一度も経験したことのないレベルにまで達している。最後のトイレの機会となった公園の公衆トイレに入りそびれ、遠足バスが出発して以来、蓉子の股間の先端部...
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社会見学バスの話・43 花藤涼子その3

「そこのキミ、これを早く持ってって!!」「せ、先生!!」  異状事態にようやく我に返り、運転手が声を上げる。指示を受けた前部座席の少女が、運転席のすぐ近くにあったポリ製のバケツを掴み、バスの中を走った。 不安定な足場の中、彼女は蓉子のすぐ後...
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社会見学バスの話・42 花藤涼子その2

「っぁ、やだぁ、やだぁあっ!! せ、せんせぇ、ぃ、うぁっ、いっ、イジワル、しない…でぇっ!! と、トイレ、っ、おトイレしたいの、お外でいいからおトイレするのぉっ!! も、もれっ、漏れちゃうから、ぉ、オモラシしちゃうからぁあっ……!!」 子供...
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社会見学バスの話・41 花藤涼子

「あっ、ぅ、はぁ、もっ、もぅ、もぉ、っんぁあ、くぅ、ダっ、ダメッ、駄目っ、駄目ええぇぇええええぇぇっ!!!!」 白い喉を震わせて響くソプラノの叫び。 バスの後部通路、座席背もたれから伸びる手摺にしがみつくように、がくがくと腰を震わせて立ち上...