長編連載

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社会見学バスの話・40 崩壊の引き金

びっしりと車線を埋め尽くす渋滞の列をかなり強引に横切って、社会見学2年A組のバスはサービエスエリアへの分岐へと差し掛かる。 恥ずかしい尿意に下腹部をぱんぱんに膨らませ、もはや一刻の猶予もない28人の少女達を乗せ、バスは精一杯の速度で、4時間...
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社会見学バスの話・39 長谷川陽菜その2

バスが出発してから一度もトイレに行くことができず、出したいオシッコを堪え続ける2年A組。たった一人。 車内に乗り合わせたクラス担任の清水蓉子を含むクラス28人プラス1人、全員が同じ共通項で括られるなか、一人だけその例外がいる。 彼女はきつく...
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社会見学バスの話・38 都築朝香その2

朝香はその時、汗ばんで脚に絡みつく下着を膝下まで下ろし、座席シートの上に浅く腰かけ、腰を突き出して、スカートをおヘソの上まで捲り上げていた。 下半身は肌もあらわ、女の子の大事なところを露出させ、硬く握り締めたペットボトルの小さな飲み口を、オ...
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社会見学バスの話・37 動く密室ダム/都築朝香

喜色満面の笑みでバスの行く先を見つめるクラス担任以下、限界を越えたオシッコ我慢を強いられる28人の少女達を乗せ、2-Aの社会見学バスは高速道路の渋滞をゆっくりと進みながら、サービスエリアへの降車口へと進路を向ける。 蓉子が歓びの中サービスエ...
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社会見学バスの話・36 トイレに向かって進路を取れ!

カーテンに仕切られた薄暗い車内に、オシッコの匂いが立ち込める。既に限界を迎えつつある28人の生徒達のおチビりによるものだ。 バスの中には倦怠と疲労、そして何よりも絶望が満ちていた。 恥ずかしさを堪え、バスの陰の臨時の野外トイレを使ってオシッ...
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社会見学バスの話・35 清水蓉子その5

「ええ、はいっ、そうです……もう皆、だいぶ疲れてる様子で……ほかの組の子もそうですよね? 休ませてあげたいと思いますっ、ええっ、い、いいですよね? いいですよね!?」 汗ばむ手で携帯電話を握り締め――蓉子は電話口に叫んでいた。 そう、汗だ。...
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社会見学バスの話・34 佐野真彩その4

真彩は窮地に陥っていた。太腿の内側に重ねた手のひらをぎゅっと押しあて、前屈みになった姿勢で激しく膝を擦り合わせる。 じりじりとせり上がり、水位を増した尿意が全く収まらないのだ。さっきまでは大津波とはいえ、断続的な高低差を持った『波』だった尿...
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社会見学バスの話・33 長谷川陽菜

「ううっ、ぐすっ……っく……ふえ……っ」 バスに戻った陽菜は泣きじゃくっていた。 後から後から溢れる涙を、両手でぬぐう。さっきまで脚の付け根を押さえ込んでいた両手は、おしっこでびちゃびちゃに汚れたまま、袖にまで黄色い染みが広がっている。 白...
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社会見学バスの話・32 再びバスの中で

昨年の続きになります。 ……本作を描くにあたり、多くのすばらしい作品を参考にさせて頂きました。 中でも以下の作品、・おもらし特区 イエローフィッシュ様作品 「帰りのバスの中で・・・・・」シリーズ・おもらし特区 printfu様作品 「飲料工...
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社会見学バスの話・31 下半身露出・オモラシ行列

「っっ……!!」 騒然となる高速道路の一角で、じゅわあっ、と足の付け根の水門が開いてしまう中、佳奈は咄嗟に両方の手のひらで、むき出しになっていた脚の付け根を覆い隠した。 今まさに噴出しようとしていたオシッコの熱い奔流が『ぶじゅううっ』と手の...