長編連載

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社会見学バスの話・30 羞恥の高速道路3

バスを降りるのは愛理にとって屈辱の決断だった。 厳しい躾の元で育った愛理にとって、トイレ以外で用を足すなんて、絶対にあってはならない事のはずだ。いや、そもそも普通の女の子であれば2年生にもなってバスの物陰でおしっこなんて、よっぽどの事がなけ...
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社会見学バスの話・29 綿貫美緒

一方、バスの中でも悲劇は続いていた。 ついに高速道路の路肩での野ションは容認できずに、トイレを言い出せなかった生徒達の数名が、いまや我慢の限界を迎えようとしていた。 今から追いかけてゆく余裕すらないままに、モジモジと身体をよじり、大事なとこ...
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社会見学バスの話・28 羞恥の高速道路2

さらに最悪な事態へと陥ってしまったのは、その隣――佳奈のすぐ横で中央分離帯のほうを向いてしゃがんでいた陽菜である。 彼女はちょうど頼子と逆に、バスに向けてお尻を向け、中央分離帯の茂みに向けてオシッコをするつもりだった。つまり、道路側には背中...
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社会見学バスの話・27 羞恥の高速道路

すべては、当然の帰結であった。 いかな大渋滞の中とは言え、その中の車が完全に停止し、全く動かないわけではないのである。時速に換算するのも馬鹿らしくなるような、数メートル進んでは止まるを繰り返すノロノロ運転とは言え、少しずつ渋滞の列は移動を続...
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社会見学バスの話・26 2年A組女子9人、準備完了

「ふぁ……ぅっ……ッ」 きゅんっ……と脚の付け根、股間の先端を走る強い刺激に、佳奈は身体を竦ませた。飲み込んだ吐息がぷくりと小鼻をふくらませ、きつく噛み締めた奥歯が震える。 スカートの上からきつく押さえた下着の奥、硬く張り詰めた下腹部を引っ...
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社会見学バスの話・25 教師と女性の狭間で

(ま、間に合あったけど…!! バ、バスも頑張って停めたのにっ!! ぁ、ああーんっ、いや、いやぁあ!! こ、これじゃ、わたし、オシッコできないじゃないっ……!! トイレ、おトイレぇ……おトイレ、どおすればいいのよぉ……んぁあっ、ぁ、あっあ、あ...
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社会見学バスの話・24 恥辱の迷路

「だ、大丈夫よ、みんな。外からは見えないし、誰も見てないから、安心して!! ……ね?」 清水先生が励ますようにみんなを見回して言う。 けれどいくらそんなことをしたって、佳奈達が2年生にもなって、遠足の帰り道にトイレが我慢できず、無理やりバス...
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社会見学バスの話・23 少女達の躊躇

停車したバスの陰となる、高速道路の路肩。少女達の臨時仮設屋外トイレと化したそこで、間髪置かずに凄まじい水音が響き始める――と、言う訳ではなかった。 羞恥と屈辱に耐えて、ようやく辿り着いた、目的地。 そこで、9人の少女達はお互いの顔を見合わせ...
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社会見学バスの話・22 止まったバスの陰で…

「うぁ……っ」 そろそろと下腹部を庇いながら、道路に下りた佳奈は小さく声を上げた。 制限時速80キロ。常であれば矢のように車の行き交う片側3車線の高速道路には、時間の静止したように無数の車が行列を作って並ぶ。 凹凸なく舗装された道路の表面、...
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社会見学バスの話・21 選ばれた少女達

路肩に止まった2年A組のバスの通路に、9人もの女の子が列を作って並ぶ。 内股になった太腿を忙しなく擦り合わせ、腰をくねらせ。思春期の少女達は羞恥に顔を染め、悩ましげな表情と仕草で、かすかな苦悶の喘ぎをこぼす。 9人は全員共に余裕なく、はした...